2017.10.03
薪ストーブを使い始めたのは4年前の冬。
焚き付けが上手にできず、炉内が暖まるまでに時間がかかったものです。
煙突が冷えすぎて、マッチの火でさえ下降気流で消えてしまうなんてことも。
料理中、換気扇を「大」で回していて煙が逆流することもありました。
気付いたときにはもう遅いのです。
失敗は数え切れないほどあります。
(自慢ではないですが。)
その中でも悔しい失敗は、やっとついた火が、さあガンガン燃やすぜ~と新しい薪を入れた途端
消えてしまったときです。
原因は、薪の乾燥不足です。
乾燥が甘いと、シューシューと水分が蒸発する音が聞こえます。
温度が上がらないだけではなく、ススやタールが煙突内に蓄積し、煙突が詰まり、最悪の場合火災につながります。
とにもかくにも、薪は乾燥が命なのです。
そこで今回は、八重製材所の薪の乾燥・保管方法についてお話しします。
薪の作り方。でも書きましたが、割ってすぐの薪を1束10kgにたばね、
パレットに50束(500kg)ずつ重ねます。
この状態で屋根のある場所で半年以上乾燥させます。
隅々まで風を行き届けるために扇風機を数台稼動しています。
北広島町は積雪が多い地域ですが、冬の間も雪に当たることはありません。
濡れる心配が無いので、カビやきのこが付着することもほとんどありません。
家の中に入れるものなので、特にカビには注意しております。
一般に薪の含水率(水分量)は20パーセント以下が最適であると言われています。
当店の薪もそれを目指しておりますが、太さにより乾燥にばらつきがあります。
もし薪投入後シューシューと聞こえた際は、何卒ご容赦ください。
お使いの前には、薪ストーブの近くで乾燥を促進されることをおすすめします。
わが家も1.5日分の薪を積み重ね、使用しております。
シーズンが始まりましたら、わが家の薪ストーブ生活もご紹介しますので、ぜひご覧ください。