2024.1.09
先ずは奥能登地震で被災された石川県の方々にお見舞い申し上げます。
現状募金という形でしかお力添えできませんが、
皆さまの健康と逸早い復興を祈念しております。
さて年末から工事に入った八重製材所の家屋ですが
引き続き工事は進んでおります。
社屋も大分老朽化し
屋根も雨漏りがしている状況でしたが、
やはりお越しいただいた方に感動を。
という事をコロナ渦で保守的になり
さぼっていたように思えます。
お越しいただいた方にワクワクを。
そして住むを楽しむというご提案が今まで以上に楽しく
体感していただけるよう本年も邁進していく次第でございます。
してまた地震の話に戻るのですが、
この度の地震をニュースやNSNなどで画像、映像などを目にして
改めて感じたことがあります。
それは瓦が綺麗に乗った状態で中間座屈している建物たちです。
日本家屋というのは剛性に富んだ建物ではなく
柔軟性があり揺らして地震に耐えるような仕組みになっています。
ですので重たい屋根瓦は揺れた際に落ちるように葺くのが正解です。
ですが、高度成長期末期、40年から30年くらい前に
台風などの被害に遭わないように全ての瓦を釘で固定しよう
というような指針が出ます。
その際には、「昔はお金が無かったから全て釘を打ってなかった」
などと言っている方が多かったようですが、
屋根瓦には揺らした際に落すという特性を無視しています。
現に熊本城は瓦を落として倒壊を免れています。
弊社でリノベーションしていただいた建物は
瓦葺きでも出来る限りの補強をしておりますが、
その補強なしで揺らして耐える構造の日本家屋に
構造の補強もせず、
瓦だけを全て補強して固定するというのは
もはや人災のような気もします。
何事も臨機応変に応じるのが人間の良さなのに
全てを法律でがんじがらめにするのは如何なものかと。。。
これを踏まえ違法行為をしようというのではないのですが
現建築基準法で可能な限り対応できる臨機応変な仕事が出来れば
幸いかと思います。
今年は動きます!
安心していただける建物と
臨機応変なデザイン
更に皆様にワクワクしていただけるように!